http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071230-00000030-mailo-l22
松坂屋静岡店の和洋酒売り場で働く池本英樹さん(33)には、今でも忘れられない光景がある。すしとシャンパンの組み合わせを売り場で紹介した時のことだ。「酢飯の酸味には、シャンパンのすっきりした酸味、のどごしが程良く合うんです」。初めは半信半疑だった客が最後はシャンパンのボトルを手に取っていた。その客は後日、「おいしかった」と言って再び来店した。わずかなやり取りが、店に客をつなぎとめる生命線になると実感した。
愛知県豊田市出身。98年に松坂屋に入社し、静岡店に配属された。7年目に和洋酒売り場の担当となるまでは酒は乾杯で口をつける程度だった。
しかし、客に味や
料理との組み合わせなどを聞かれた時に自分の言葉で答えるには、とにかく飲むしかない。そう思い、毎日ボトル1本、ワインのサンプルを試し飲みする日々が始まった。2年半で700本を超えた。今では1日1・5リットルの酒を飲む。「もちろん仕事の他にプライベートも含めてです」と笑う。
仕事への熱心さが高じて資格も取得。ワインアドバイザー▽きき酒師▽焼酎アドバイザー▽ビアテイスターと和洋の酒に関する四つの資格を持つ。
ワインアドバイザーは日本ソムリエ協会の資格で、レストランのソムリエと同水準の知識などが求められる。ブドウ形のバッジが制服の胸に光るが、店内では今も分厚いワインの参考書を持ち歩く。「私の説明くらい、今はお客さんもインターネットで簡単に調べられる...
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